宇都宮市 栃木のグルメ

【栃木グルメ備忘録】人気店「満天家」でラーメン!

新しい仕事に就いて2週間が経った。
初めての土地で新しい職に就くというのは.... この歳ではなかなかしんどいものがある。

それでも職場の年齢層が案外高く、歳の近い人たちが集まっているため、何とかなっているという感じだ。
ちゃんとした大人が多い職場というのはいいものだ。ストレスが溜まりにくいし、価値観も近いのか、諍いもなく穏やかだ。
そういう意味では、今回の転職はまずまず成功といえるのではないか。

なぜか責任者の男だけが、やけに「お子様」であることを除けば。。。

何を根拠にしているのか自分に自信があり、他人を小馬鹿にする男。
他人の意見は常に否定し、論破することに生きがいを感じる男。
声が大きく主張も強いため、会社によっては若いうちから管理職に就かせていたりするのだけれど、、、、、

まぁ、、、別に珍しくもない、いるよねこういうタイプ。
「あぁ、また出たか、論破男」と思えるくらいには、自分も歳を取った。

この手の男、仕事ができそうに見えるのは本当に見かけだけで、じつは大したことなかったりする。
本当に有能で人間的にも優れている男性は、案外物静かだ。「オレは狂犬だ。会社の社長だろうが上司だろうが、納得いかないときは噛みつくぜ!」とかバカなこと言わない。

何がイヤって、若い頃の自分を見ているようでツラくなるのだ。
何を隠そう、わたしもこのタイプだった。

「狂犬」というほどガルガルした感じではなかったと思うが、自分は仕事ができると思い上がり、できない人を見下し、他人の意見を否定していた。
「それ、違うんじゃないですか?」とか、相手が誰であろうと真っ向から物を言えることが「カッコいい」と思っていた。

今だからわかる。

わたし、前の職場で絶対嫌われてた、と。
誰からも愛されていなかったし、必要とされてもいなかっただろう。

責任者というポジションに就いてはいたものの、支持者なんていなかったはずだ。

本当に、今思うと何故あんなに尖っていたのか。
反対意見や新しいアイデアをぶつけられると、攻撃されているように感じてすぐさま臨戦態勢に入っていた。
職場は戦場かよ。。。
全力で戦ってしまうのだが、そもそも相手に攻撃しているという意識はまったくなかったに違いない。

不器用で尖っているが、なまじ営業成績とかは良いから、会社や上司は評価して尊重してくれる。
だから余計生意気になってしまい、どんどんイタい女になっていた。
30代はそんな感じで過ぎたように思う。
思い出すとリアルに胸が痛む。

そんな性格だったから同僚と上手くやれず、最後はリストラされたのだ。
狂犬の末路はリストラだよ、リストラ。

強そうに吠えている人間ほど、本当の姿は本当に脆く弱い。

かつてわたしも、職場で何かあるとすぐ夫に泣きついて愚痴っていた。
誰も自分を理解してくれない、自分の指示を正しく理解してくれない、無能な奴らが自分の足を引っ張るエトセトラ。

困ったように笑いながら、じっと耳を傾けてくれた物静かな夫。
何度でも同じことを繰り返し、人間関係をぶっ壊してしまうわたしを見て、

「もっと他人を許したらいいと思う。そのほうがラクになれるはずだ。」

そんな風に穏やかに、優しく諭してくれた夫はもういない。

宇都宮市下栗の「満天家」でランチ


先日、職場の先輩と「満天家」という味噌ラーメンの店でお昼を食べた。


「宇都宮はラーメン屋がたくさんあるんだけど... ここは割と皆がおいしいっていう店だから、気に入ってもらえるんじゃないかな」とのこと。
他県出身で、外食するにもどこへ行っていいか分からないわたしを案内してくれたのだ。

仕事のある日は誰かと一緒にご飯を食べられる。
今はそれがうれしい。

人気というだけあって昼時の店内はかなり混雑している。

2人席を確保し、タッチパネルでオーダー。
すぐにラーメンが運ばれてきた。


最初なのでオーソドックスな「満天味噌ラーメン」(900円)にした。
味噌ラーメンの味を説明するのは難しいが(味噌ラーメンでなくても難しい)、地元群馬で好きだったチェーン店の味噌ラーメンの味に似ていてわたしはイッパツで気に入った。

麺はもっちりとした中多加水麺。
濃いめの味噌スープの中にあってもほのかに小麦の風味があり旨い。

チャーシューは脂っけのないパサパサ系。
噛むほど味が出るタイプというか。。わたしはちょっと脂身があるやつのほうが好きだが、これはこれでおいしかった。

誰かと食事できるうれしさ。
最近は、チャーシュー以上にこの喜びを噛みしめている。

つづく

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