「道の駅きつれがわ」に来たのにはもう一つ理由があった。
「竹末 道の駅本陣」さんのラーメンを食べることである。
「道の駅きつれがわ」のすごいところは、駅内のフードコートや直売所にちゃんと地元の人気店(あるいは人気商品)を集めているところだ。
だからここに来れば、さくら市喜連川のトレンド、人気の逸品にちゃんと出会える。
ここまでこだわっている道の駅も、なかなかありそうでない。
これだけの地元グルメが味わえるわけだが、まずは一番気になる「竹末」さん。
メニュー表に「NO1」と書かれていた醤油ラーメンにする。
シンプルながら、価格は900円超え。期待が高まる。
呼び出しベルを受け取って、ごった返している客席へ。
普通のテーブル席のほか、窓に向かって長いテーブルを置き、イスを並べたカウンター席?もある。
誰かと向かい合って座るのではなく、目の前は窓。
これなら一人でも気兼ねなく席が確保できる(嬉)。
これだけ混んでいると、一人でテーブル席を取ってしまうのは申し訳なくて諦めることもあるが、さすが、よく考えられてるよなぁ~。
ベルが鳴って、わたしのラーメンを迎えに行くと...
待っていたのは美しい黄金色のスープと食欲をそそる鶏出汁しょうゆスープの香り。
上品な中華そばというたたずまい。
野菜はチンゲン菜。それからたっぷりのネギ。
シナチクとチャーシューもスープの中でユラユラと待ってくれている。
熱々スープを一口飲んで、さっそく麺を。
いい塩梅です。
あんまりかたくなく、でもダルダルでもない。
ちょうどよく引き締まっていて、トゥルトゥルしている。
コリコリ麺があまり好きではないわたしにとって最高の食感。
チャーシューはあっさりしていて、スープの味を邪魔しない。
脂身が少なく、噛みしめるほどうま味を感じる。
いいねぇ~~~
一度も箸を置くことなく一気に完食。
まだ腹に余力がある。
ギョウザとかいってもいいと思うが、わたしは他に用がある。
そう、次なる用事は「温泉パン」。
これも地元で有名なパンで、なんかよく分からないけど、食べなきゃいけない気がする。
「温泉パン」だけの売店があるので、そこで購入。
色々な種類があったけれど、初回なので基本の「元祖温泉パン」。
3個入りが基本みたいだが、個包装のもあったのでそちらを購入。200円しないくらいの良心プライス。
それから買わずにいられなかった「生クリームあんぱん」。185円だったかな。。
ラーメンを食べて口の中がしょっぱくなっているところに、甘いものを投入。
わたしが最も好むパターンである。
カロリー&糖質がとんでもないことになるので、半分だけにしようと口に入れる。
そこから先の記憶がない。
気付いたら1個全部食べてしまっていた。
途中でやめるとか無理でした。
無理だよムリムリ。
フカフカのパンに生クリームと餡がたっぷり。
信じられないほど軽いフレッシュな生クリームはまったくしつこくなく、口のなかでシュワッと溶ける。
上品な甘さの餡と見事なハーモニー。
「ひと口だけにしておこう」なんて思っても、食べ始めたら最後。
強固な意志など持てるはずもない。
翌朝、自宅で温泉パンを食す。
なに、このコッペパンみたいな懐かしいフォルム。
電子レンジで温めるとよいと書いてあったので、600Wで1分。
加熱しすぎると固くなる可能性があるとのことで、50秒ほどで救出した。
見事、フカフカな仕上がり。
熱々のパンを半分に切り、バターのかけらを挟みこむという贅沢技をやってやった。
パンの熱でバターがじゅわ~~~っと溶けたところでかぶりつく。
うわ~!うま!
思ったよりちゃんと美味しい!かなりいい。
何がいいって、食感が良い。
もっとボソボソしてるかと思っていたが、ゼンゼンそんなことなくて、ふっくらもちもち。
具は何も入ってないのに意外なほどずっしり感があり、1個でお腹が満たされる。
素朴な甘さの生地とバターが溶け合う至福の味わい...。
こういうシンプルさ、いいね。改めて、いいね。
懐かしさと新鮮さを感じる。
「道の駅きつれがわ」グルメ、大満足である。
というか、こんなの序の口だと思う。
断腸の思いで我慢したが、唐揚げ好きとしてはこれも食べておかなくてはなるまい。。。
近々再訪し、お手合わせ願う。
そして「和気精肉店」。栃木の有名店。
道の駅出入り口の左右にこんな美味しそうな揚げ物のお店、二つも並べておかないでくれる!(笑)
弁当もおいしそうだったし、まだまだ食べなければならないものがある。
つづく